パーカー ジョッター


今から60年以上前の1954年に販売を開始した、筆記具の王様パーカー最初のボールペン「ジョッター」

初めての発売されたボールペンでありながら、今なお売れ続けている偉大な1本。
今の世にある「普通のボールペン」の基礎は、このジョッターが作り上げたもの。
ノック式で繰り出されるリフィル。しかも、ノックする度に芯が回転する仕組みをすでにもっており、これは金属製のボールが偏摩耗するのを防ぐためで、
現在は多くのボールペンで採用されている。
長く書き続けられる大容量インクや、太さの違う替芯を用意したのもこのモデルから。
これらが、「ボールペンの元祖」と言われる所以であり、パーカーを「筆記具の王様」へと導いた。

ジョッター
ジョッターのオススメポイントは、そのノック感
一般的にこれまで使ってきたであろうボールペンたちに比べると、重くしっかりとした押し心地。「カチっ」と押し込まれるジョッターのノックは一般的な安物のボールペンとは一線を画す。

60年前のボールペンが今も普通に生産され、販売されているという脅威の現実。
その歴史に並ぶ1本は他にはない。
しかも……ついつい値上げするのを忘れていたのか、定価で1080円程度というまさに「お値段据え置き」。
長〜い歴史を持つジョッターは、カラーバリエーションが豊富なのも特徴。

 


しかし、個人的にはあまりオススメできるボールペンではないです。

確かに偉大であり、歴史のあるモデルではある。当時からみたら「革新」意外の何物でもなかったジョッターではあるが、ボールペンの元祖や基礎だけでは物足らない。
ジョッターはそのお値段なりの軽量なモデルであり、質感も安っぽく、ペラッペラなプラスチックなんだろうと思わせるチープ感があるのは否定できない。
個人的に、寸足らずと思わせるショートサイズの本体は、カナリちゃちくみえる。
書き心地に関しては、現在のパーカーのボールペンは全てPARKER純正のクインクフローを使用するので、パーカータイプのリフィルが入るメーカーであればどのボールペンでも違いは持ち心地だけ。
そして、短く軽量なジョッターは持ち心地が素敵とは言いがたい……

 

パーカーで、重みのあるノック式のボールペンを望むのであれば、もう1000円足してIMを購入するのがオススメ。
ジョッター2本分程度では味わえない所有欲を満たすアイテムだと思う。

parker-im

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文具まにあ

編集長とある出版社
文房具が大好きな、とある雑誌の編集長。 同僚に文具の魅力を布教しつつ、いずれ紙面で取り上げてやろうと企んでいます。元アパレル販売員で、機能性よりデザイン重視になりがち。