ロイヒトトゥルム1917


 

2016年3月6日更新

 

書きやすいこと。それとは別の、ノートのもう一つの到達点。

「保存すること」に特化した、ロイヒトトゥルム1917のノートブック

ロイヒトトゥルム1917

 

 

LEUCHTTURM 1917とは



文具大国ドイツでおよそ100年の歴史を持つメーカー。ロイヒトトゥルムのノートは保存を第一に考えられており、仕様変更と改善を繰り返し、今も進化を続けているノートだ。

 

 

 

書き心地を追求したLIFEのノーブルノートやMDノートは、書かれるために存在するノートとしての一つの完成系だと思います。
そして、それらを永く保存するというのも、ノートとして正しい終着点。

ロイヒトトゥルム1917の哲学により、デザイン性を過度に強調せず、実用性と精巧であることに重点を置いて作られている。無駄を徹底的にそぎ落とされたそのシンプルな姿は溜息もの。

 

ロイヒトトゥルム

 

 

 

世界中に多くのファンを持つが、ミーハー受けしているモレスキンと違い、国内ではまず店頭で目にすることがないある意味本物の伝説級アイテム。
“違いのわかる男”くらいにしか知られていないのがもったいない……
モレスキン

あれ?気づいちゃいました?
そうですね、Moleskineにそっくりです。

 

Moleskineが無理だった人などがLEUCHTTURMのノートに行き着いたりするので、日本ではそれなりに役立ってはいるのかな……

「モレスキンのパクリだ!」なんて言う人もいるようですが、当時の一般的なノートの形です(;´Д`A

 

あと、断じて言うがMoleskine社のパクリだけは絶対に有り得ない

 

 読み飛ばし推奨

Moleskine裏話を読みたい方だけクリックしてね!

ピカソやゴッホも愛用した!と宣伝されてますね。
いや違うか、メーカーは実はそうは言っていないんですよね〜
それはアナタの勘違いです。

 

ゴッホやピカソ、アーネスト・ヘミングウェイらが愛用したモレスキンは1800年代後半にフランスで作られ、パリの文具屋で販売されていました。
あれ、知らないのですか? モレスキン社ってイタリアの会社ですよ(*´ω`*)

 

 

……1997年創業。現在の「モレスキン」と呼ばれているノートの販売は翌1998年からです。
メーカーのサイトにちゃんと書いてありますが、「ピカソやゴッホも愛用した!」ではなく

 

Moleskineブランドは1997年に生まれ、過去2世紀にわたり、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャトウィンという名だたるアーティストや思想家に愛された伝説的ノートブックを甦らせた継承人です。

 

 

らしいです。
フランスで販売していたオリジナルの方は、1986年に生産を終了していますから。

 

 

商業としては(現)モレスキン有能
副社長のマリアさんが、商品には“ストーリー”がなければならない!と、ゴッホやピカソらが使っていたノートに似せた商品を売り出すことを思いついたそうです。
品質と比較して明らかに割高なノートを大々的な広告宣伝費を使用せずこれだけ世に広めたのですから本当に凄い。
現在も順調に売り上げを拡大しており、Moleskineのブランド名を使って様々なアイテムを展開中。もう手帳屋さんではない勢いで(´>∀<`)

 

モンブランに似た感じですよね。
文具大国ドイツで高品質な筆記具を作り続けた名門Montblancはとっくに無く。現在は南アフリカ共和国の実業家が創業したジュエリー企業のブランドの一つになってるし……

売れたら大正義なんだけどね!

 

 

 

 

ロイヒトトゥルムは逆にもっと頑張って日本で広報して販路を広げてほしい……

 

 

 

 

そして、保存を考えたときの実用性としてロイヒトトゥルムのノートには面白い特徴がある。

 

leuchtturm-note

 

 

ノートには珍しくページ番号が振ってあり、最初のページは目次を書き込んでいくスペースとなっている。

某ノートと同じようにハードカバー仕様。ゴムバンドやしおり、裏表紙の収納ポケットも付いており、最後の8ページはミシン目が入っているため、切り取って使うことも可能だ。

 

どれもが「永く保存する」を目的とした実用性から必要のある機能ばかり。

継続されてきた伝統と技術の集大成をぜひ手に取ってみてほしい。

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文具まにあ

編集長とある出版社
文房具が大好きな、とある雑誌の編集長。 同僚に文具の魅力を布教しつつ、いずれ紙面で取り上げてやろうと企んでいます。元アパレル販売員で、機能性よりデザイン重視になりがち。